メルパラで知り合った男性は、敏腕FXトレーダーだった。(札幌)

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マッチングサービスメルパラ

投稿者の名前ひな

出会った後に行った場所札幌市大通り公園近くのスタバ

今までに出会ったことのある人数16

恋人の有無彼氏はいない

ファッション/系統清楚

相手のファッション/系統エリートビジネスマン系

離婚後に興味本位で始めた出会い系… 

 

空が、初冬の朝に掃き清められたような輝きに満ちていた。

地下鉄南北線H駅に向かう私の足取りも、心なしか軽く感じる。

離婚後、興味本位から始めた『メルパラ』も、
今ではすっかり生活の一部になってしまった。

 

寝ている以外、暇さえあればスマホを弄っている中高生のように、
時間さえあればこの出会い系サイトを覗いている自分を
訝しく思うこともあるけれど、どうしても止められない。

 

一種の中毒症だろうか。

とにかく、サイトを眺めているだけで気持ちが落ち着くから不思議だ。

今回知り合った男性は、FXで生計を支えている人だった。

投資というものに全く関心の無かった私にとって、FXという響きは鮮烈だった。

メッセージのやり取りから、その金融商品について朧げに理解はできたものの、
為替取引だけで資産形成をしている人間に興味が湧いてしまった。

しがないOLとして糊口を凌いでいる私には、
夢のような世界に住んでいる人に思えたから。

そういう思いを素直に伝えると、彼は会うことを快諾してくれた。

 

ノートパソコンでトレードを始める彼を追いかけた…

 

地下鉄東西線N駅の改札口を出て、地上に続く階段を上ると、
透き通るような淡い水色の空が広がっていた。

O公園では、冬の風物詩となったイルミネーションの準備が進められていた。

突然、両耳を切り裂くような冷たい風が吹いてきて、吐く息が真っ白になった。

出掛けの際に色々迷ったが、ロングブーツを履いて来たことも、
ロング丈のキルティングコートを羽織ってきたことも、結局は正解だった。

O公園に沿った歩道をテレビ塔に向かって百メートルほど歩くと、スタバの入口にグレンチェックジャケットにモスグリーンのセーターを着た長身の男性が立っていた。

小脇にノートパソコンを抱えている。

ボトムにブラウン系のパンツを合わせていた。
お洒落に関心があることが見て取れる。

店に入り、珈琲を注文し、トレイを持って二階に上がった。

窓際のスツールに腰掛け、ぼんやり外を眺めてると、
いきなり彼がノートパソコンを開き、トレードを始めた。

「やってみますか?」 「え、私が?」

どぎまぎしている私に、あれこれ説明し始めた彼の横顔が、
柔らかな陽光に映えて魅力的に見えた。

「もう少し詳しく教えましょうか?」

最初から、この言葉を期待していたのだろう。

パソコンを閉じ、トレイを持って階段を下りていく彼の後を、何の迷いもなく追いかけた。

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