人は見かけじゃない!東京赤坂で出会ったイギリス人との楽しい夜♪

216 views

tire-428516_640

投稿者の名前けいこ

年齢23歳 歳

ナンパされた場所東京赤坂のバー

恋人の有無彼氏はいませんでした。

ファッション/系統キャリアウーマン風

ナンパされた男性の系統エリートビジネスマン風

なぜ声を掛けられて、ついて行ってしまったのか?

バブルが弾けた1990年代前半、悲壮感はあまりなく、いまだバブルの余韻に浸っている人たちが街には溢れていました。

かく言う私も、遊びまくった学生時代を振り返るように、週に一度は歓楽街に繰り出して世俗の垢にまみれていました。

その日も赤坂にお洒落なバーができたと聞いて、足を運んでみることにしました。

赤坂見附駅の改札口を出て、地上に続く階段を上り、外堀通りに沿って溜池山王方面に100メートルほど歩くと、白壁のずんぐりした十階建てのAビルが右手に見えてきます。

そのビルの一階に、目的のバーはありました。

鉄製の看板が、レンガ張りの壁に据え付けられています。

初夏の夕暮れの気配が辺りに混じり始めていました。

ドアを開け、一歩店内に入ると、たくさんの男女でごった返していました。

様々な国の人たちが自国の言葉で思い思いの話に興じています。
雰囲気に飲み込まれそうになりながら、独りカウンターのスツールに坐り、
お気に入りのカクテルを飲んでいました。

店内に静かに流れるジャズのスタンダードナンバーに耳を傾けていると
背の低い、頭の禿げ上がった小太りの男性が声を掛けてきました。

一目見て「有り得ない」と思いながらも、
お金持ち風だったので、暇潰しに話を合わせることにしたのです。

なぜ、そのナンパが一番楽しかったのか。

体型に不釣り合いな紺色のオーダーメイドスーツを身に付けた男性は
投資信託会社でトレーダーをしているイギリス人でした。

どうりで、高級時計を骨太の右手首に巻き付けていた訳です。

彼の話に耳を傾けていると、ぽつりぽつりと小雨が降り始めていました。

「ボクの部屋で寛ぎませんか?」

突然の誘いに不安を感じながらも、トレーダーという職業の人間がどんな部屋に住んでいるのか興味が湧いて、彼についていってみることにしました。

バーの支払をしてくれた彼は、通りに出るとサッと右手を上げタクシーを停めました。

「さぁ、どうぞ」

レディーファーストよろしく私を奥に座席に座らせました。

「六本木一丁目の○○まで」

対向車線を走る車のヘッドランプが、流れるように車窓をなぞっていきます。

溜池交差点を右折して十分も走ると、
瀟洒な鉄筋コンクリート四階建てのマンションが見えてきました。

マンションの前でタクシーを降り、大きなガラスのドアを通って、
黒色の絨毯の敷かれた長い廊下を歩くと、彼の部屋に着きました。

木製の大きなドアを開けると、ホテルのスイートルームのような豪華な室内が広がっていました。

天井まであるガラス窓に映る自分の姿が、ライトアップされた広い庭園に重なっています。

「ドンペリ、飲む?」

さり気なく高級シャンパンを勧めてくる彼は、正真正銘のお金持ちでした。

その夜、二十歳前半の女の子では到底味わえないような楽しい時間を朝まで過ごしました。

関連する記事一覧