初めての京都旅行で何気なく入った喫茶店のマスターとの京都見物

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投稿者の名前AIMI

年齢21歳 歳

ナンパされた場所京都府八坂神社近くの喫茶店

恋人の有無彼氏はいなかった。

ファッション/系統ギャル系

ナンパされた男性の系統喫茶店のマスター風

なぜ声を掛けられて、ついて行ってしまったのか?

インターネットも携帯も無かった時代、学生だった私は京都へ気儘な一人旅をしたことがあります。

東京駅から新幹線に乗り、窓から見える雄大な富士山の荘厳さに見とれながら、
浜名湖の鰻弁当を食し、名古屋城を垣間見ながら珈琲を飲んでいると
約二時間半後には京都駅に到着していました。

京都は初めてだったのですが、時間の流れがゆったりしていることに驚きました。

予約していたホテルにチェックインしシャワーを浴びて一息ついた後、
街へと飛び出してみました。

少し雨気を含んだ春の陽気が辺りを包み込んでいました。

八坂神社近くの喫茶店で、アイスコーヒーを飲みながら道行く人の往来をぼんやり眺めていると
店のマスターが微笑みながら声を掛けてきました。

ロマンスグレーの髪が肩まで伸びた四十代前半の紳士然とした人でした。
柔らかな物腰が、いかにも京都人らしさを醸し出していました。

「京都は初めてどすか?」

この一言で、気儘な一人旅が生涯忘れ得ぬ楽しい旅へと変貌を遂げたのでした。

なぜ、そのナンパが一番楽しかったのか。

予期せぬ男性に声を掛けられた私の初めての京都旅行は、想像以上に楽しい旅となりました。

京都でも老舗の喫茶店のマスターらしく、その男性は顔見知りが多く、私を色々な場所に連れて行ってくれました。

清水寺や南禅寺は言うに及ばず、一見さんの知らないような店々を連れて回ってくれたのです。

お昼には、知り合いの高級料亭で割烹料理を奮発してくれ、
嵐山の渡月橋では人力車にも乗せてくれました。

芸術に興味のあった私のために、わざわざ京都近代美術館まで足を運んでくれもしました。

そして最後に、マスターの店に戻りました。

白い木製のドアを開けると、店内はマスターの知人や友人で一杯でした。

東京からやってきた貧乏学生のために集まっていてくれたのでした。
テーブルには、所狭しと手料理が並べられ、色々なお酒が準備されていました。

それからの二時間あまり、飲めや食えやの大騒ぎに、自分が京都にいることも忘れて酔いしれました。

「袖触れ合うも多生の縁」とは、まさにこのことをいうのだと思い知らされた楽しい旅行でした。

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